年休は経営実態も見えちゃうかも。
年次有給休暇の取得率は過去最高になったようです。
厚生労働省が10月28日に公表した2022年就労条件総合調査によると、
2021年の年次有給休暇の取得率は58.3%になり、前年を1.7%上回ったとのこと。
労働者1人あたりにすると、平均取得日数は10.3日。
これが多いのか少ないのかは、人それぞれ感じるところはあるんでしょうね。
ちなみに政府の掲げている目標があります。
2025年までに取得率を70%にする目標を掲げています。
ポイント的には11.7ポイント不足している。
年休取得は、それ自体にフォーカスをあてるものではなく、
働き方改革が推進された結果のひとつのような気がしています。
そして、年休が取得できるか否かは
その組織の実態に関わっていると。
逆に言うと、なぜ年休がとれないのか。
それは、単純に労働しているからに他ならない気がします。
ではなぜ働いているのか。
属人に頼った仕事になってないか、
コロナ禍を言い訳に労働者に過剰な負荷を与えていないのか、
年休の取得って、それぞれの労働者に求めるのは枝葉の議論でしかなく、
本質は、経営者に向けられている話のような気がします。
経営者の方に問うてみます。
あなたは、あなたが雇う労働者に有休を取得させる能力がありますか。