コラム
「老後は自己責任」シミュレーター? ー 年金制度の"限界宣言"を読み解く新着!!

4月23日、厚生労働省が「公的年金シミュレーター」にiDeCo(個人型確定拠出年金)の試算機能を追加する案を発表した。公的年金だけでは不安だから、という前提に立っての追加機能だ。 だが、それは言い換えれば、「年金だけでは […]

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保険料はじわじわ上がり、組合は赤字だらけ――健保はもう限界なのか?

健康保険組合(健保組合)の保険料率が、また少し上がります。2025年度(令和7年度)の平均保険料率は9.34%、前年度から0.03ポイントの上昇です。たった0.03?と思うかもしれません。でもその裏にあるのは、健保制度が […]

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「医師の働き方改革」は絵に描いた餅か? ― 外科医6割「時間外労働は不変」の現実

2024年4月、ついに医師にも「時間外労働の上限」が適用された。政府が掲げる「医師の働き方改革」の本格始動である。だが、ふたを開けてみれば、日本外科学会のアンケート調査(回答数6,245人)で明らかになったのは衝撃的な現 […]

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「離職率が下がった」だけで本当に安心していいのか?──看護職員を取り巻く構造的課題とは

「看護師の離職率が改善した」。日本看護協会が発表した調査結果を見て、ほっとした人もいるかもしれません。正規雇用の看護職員の離職率は11.3%と、前年より0.5ポイント減少。新卒は8.8%、既卒は16.1%と、いずれも改善 […]

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「定年まで働きたい」はもはや少数派──それでも企業は“長く働ける人”を求める矛盾

若者は「定年」ではなく「自分の人生」を見ている2025年度の新入社員を対象にした意識調査で、「今の会社に定年まで働きたい」と答えた人はわずか24.4%にとどまりました。10年前は36.3%だったので、10年で約12ポイン […]

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外国人377万人の時代に、日本社会は追いついているか?

令和6年度末、日本に住む外国人の数が376万8,977人に達し、過去最高を更新した。前年から約36万人増、10.5%の伸びである。報道では「最多を記録」と軽く流されがちだが、この数字の本当の意味を、私たちはどれだけ理解し […]

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「やる気がない」のではなく「やる余裕がない」——自己啓発が進まない本当の理由

「働きながらスキルアップしよう」「自分のキャリアは自分で切り拓こう」 そんな掛け声はもう何年も前から言われ続けています。しかし、現実はどうでしょうか。 労働政策研究・研修機構が2024年3月に実施した調査によると、「自己 […]

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令和6年の出生数が過去最少を更新

令和6年の出生数が72万988人と、過去最少を更新した。前年から約3万7,000人(5.0%)の減少で、9年連続の減少。一方で死亡数は過去最多の161万8,684人となり、自然増減(出生数-死亡数)はマイナス89万7,6 […]

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高年齢雇用継続給付「引き下げ」の本当の意味

「高年齢雇用継続給付」の支給率が、2025年4月から最大15%→10%に引き下げられました。 この5%の引き下げは、数字だけ見ると大したことがないように思えるかもしれません。でも、これは単なる「率の変更」ではありません。 […]

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高額療養費の上限見直し—結局、負担はどうなるのか?

厚生労働省が進めていた高額療養費制度の自己負担限度額の引き上げについて、一部修正が入った。もともとは、現役世代の保険料負担を軽減する目的で、自己負担の上限を約10%引き上げる方針だったが、長期療養患者への影響を考慮し、一 […]

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