50年後の人口

国立社会保障・人口問題研究所は、2070年までの50年間の
日本の将来推計人口(令和5年推計)を発表しました。

中位仮定※によると、総人口は2070年に現在の7割にあたる8,700万人まで減少し、
そのうち65歳以上の人口が全体の約4割(38.7%)を占める見通しです。
また、総人口が1億人を下回るのは2056年の予測となっています。

※中位仮定…予測や推定を行う際に、楽観的なシナリオや
悲観的なシナリオよりも、現実的な中程度の見通しや仮定を基にした予測を意味します。
中位仮定は、過度に楽観的でなく、悲観的すぎない中間の立場から
将来の状況を予測するために利用されます。

人口変動の要因である出生率、死亡率、国際人口移動について、
出生率はコロナ禍以前からの低迷が続いており、
前回の推計(平成29年)からさらに1.44から1.36へと下方修正されました。
しかし、平均寿命の延長や外国人の入国超過増などの影響により、
人口減少の進行はわずかに緩和されると予想されています。

要するに、将来の日本の人口は減少し、高齢化が進むということです。
これは出生率の低下や平均寿命の延長などの要因によるものですが、
外国人の入国が一定程度あることで人口減少が緩和されると見込まれているようですね。

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