雇用保険手続が変わる! 印鑑の廃止とオンライン
厚生労働省は、雇用保険法における事業主の印鑑使用を原則廃止する改正について、
10月1日に省令を施行しました。
これまでオンライン化が進んできた中で、押印廃止は行政手続の効率化を図る一環です。
具体的には、以前はあらかじめ登録された印影と照合する手続や、
労働者が申請して事業主の証明により支給要件を確認する手続では、
その真正性を保つために印鑑が必要でした。
しかし、今回の改正により、金融機関に対する届出印など一部を除き、
事業主印の押印はすべて廃止されることとなりました。
一方、改ざんなどを抑制するため、
事業主の証明に関し、記載内容に疑義が生じた場合は、
事業主等に確認する運用に改められます。
情報の正確性と安全性を確保しつつ、手続きのスムーズな進行が期待されます。
雇用保険手続がより効率的になり、
事業主や労働者にとっても負担が軽減されます。
働き方の変遷が、オンライン化の推進とともに進んでいますね。