コラム
数字のカラクリ──国民年金納付率の裏側

厚生労働省が発表した令和6年度の国民年金「最終納付率」は84.5%。統計開始以来の過去最高だと、ニュースは誇らしげに伝えています。しかし、この数字を額面通りに受け止めてよいのでしょうか。 ■ 納付率のカラクリ国民年金の納 […]

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コラム
「働きたい」の本音はどこにあるのか――高齢者就業意欲という言葉の裏側

内閣府が発表した令和7年版「高齢社会白書」によると、現在仕事をしている60歳以上のうち、83.7%が「70歳以上まで働きたい」と答えたとされている。この数字だけを見ると、「高齢者は働くことに意欲的」と読み取るのが一般的か […]

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コラム
「骨太方針」という空虚な呪文──賃上げを語る資格はあるのか

毎年、政府が発表する「骨太の方針」。名前のインパクトに反して、その中身が薄っぺらいことに、そろそろ多くの人が気づいているのではないだろうか。 令和8年度(2026年度)の社会保障費に関して、政府は6月13日、「賃上げ対応 […]

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コラム
出生数が減少する国で、私たちは何を失っているのか

2025年、出生数がついに70万人を下回りました。厚生労働省が発表した人口動態統計によれば、2024年の出生数は68万6,061人。戦後最大だった昭和24年(1949年)の約270万人と比べると、実に200万人もの減少で […]

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コラム
職場の熱中症、その責任は誰にあるのか?

今年も、夏が来た。そしてまた、誰かが命を落とした。 厚生労働省によると、2024年(令和6年)に職場で熱中症によって死傷した人の数は1,257人。前年よりも14%増加し、統計を取り始めた2005年以降で最悪の数字となった […]

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