在校等時間は減少しているものの。
文部科学省は、4月28日に令和4年度の教員勤務実態調査結果を公表しました。
この調査は、小中学校のフルタイムの常勤教員を対象に実施され、
教員の勤務実態や働き方改革の進捗状況などを把握することを目的としています。
調査結果によれば、教員の1週間あたりの在校等時間は、
小学校も中学校も平成28年の前回調査より減少していることがわかりました。
小学校の平日の教諭の在校等時間は、前回より約5時間弱減少し、57時間29分から52時間47分に、
中学校も同様に、63時間20分から約6時間減少し、57時間24分になりました。
しかし、依然として長時間勤務の実態が存在していることも明らかになりました。
また、仕事の持ち帰り時間も前回調査より増加していることが判明しました。
小学校では1日あたり約37分、中学校では約32分という結果です。
これらの結果から、教員の勤務時間が減少している一方で、
依然として過酷な長時間勤務が続いていることや、
仕事の持ち帰り時間が増加していることがわかります。
教員の労働環境改善や働き方改革の取り組みが依然として課題となっていることが示唆されています。
教員たちが直面している過酷な労働状況は、子どもたちの未来に直結する問題であり、
社会全体で真剣に取り組むべき課題。ですよね。