人材開発支援助成金

「人材開発支援助成金」とは、教育訓練の費用を助成する制度のことです。
つまり、職業訓練や人材育成制度などを計画に沿って実施する場合、
その経費や訓練期間中の賃金の一部を助成してくれるんです！

今まで正社員と非正規社員向け等、３つのコースに分かれていましたが、
統合されて「人材育成支援コース」となり、雇用形態を問わずに受講できるようになりました。
訓練時間も20時間から10時間以上に短縮され、より利用しやすくなっています。

その他にも、「教育訓練休暇等コース」や「人への投資促進コース」など、
全部で７つのコースが用意されています。
それぞれ異なる角度から能力開発を支援するため、あなたにぴったりのコースを選ぶことができます。

ちなみに、「人材開発支援助成金」と「キャリアアップ助成金」は、対象者や目的が異なる制度です。

「人材開発支援助成金」は、雇用保険に加入している企業の社員の能力開発を支援する制度であり、
「キャリアアップ助成金」は、有期雇用者や契約社員などの非正規労働者を対象とした制度です。

「人材開発支援助成金」は、企業が社員の能力開発を目的として実施する訓練に対して、
訓練費用や受講期間中の賃金の一部を助成する制度です。
一方、「キャリアアップ助成金」は、非正規雇用者や障害をもつ社員、短時間労働者を正社員に
転換させるために必要な訓練費用や、転換後の給与の一部を助成する制度です。

目的によって異なる支援内容となっていますが、両制度共に、企業が社員の能力開発や
キャリアアップを支援することで、社員の能力向上やモチベーションアップに繋がり、
企業の生産性向上にも繋がると考えられています。

また、「キャリアアップ助成金」は、非正規雇用者や短時間労働者などの就業環境の改善にも繋がり、
多様な雇用形態の導入や、働き方改革にも貢献することが期待されています。

企業にとっても、社員にとってもメリットがある制度となっていますので、積極的に活用していきたいですね!!