国民年金保険料の納付状況
厚生労働省は4月28日、国民年金保険料の納付状況を公表しました。
納付状況は、2023年2月末現在の
最終的な納付率、2021年2月分の2年経過納付率、2022年2月分の1年経過納付率で計測され、
最終的な納付率は78.5%、2年経過納付率は81.4%、1年経過納付率は79.5%でした。
島根県が最も高い納付率で89.3%、沖縄県が最も低い納付率で71.2%でした。
また、沖縄県が前年度から納付率が1.1ポイント増加した一方、
東京都は0.1ポイント減少したことがわかりました。
ちなみに納付率を3つにわけて計測する理由は、
その保険料を払う人たちが、いつまでにどのくらい納付しているのかを確認するためです。
最終的な納付率は、3年以上前の保険料をすべて納めた人たちの割合です。
2年経過納付率は、2年前の保険料を納めなければいけない人たちのうち、
2年経った現在までにどれくらい納付しているかを示します。
1年経過納付率は、1年前の保険料を納めなければいけない人たちのうち、
1年経った現在までにどれくらい納付しているかを示します。
最終的な納付率は、すべての保険料を払っている人たちの割合を示すので、
過去に納めた保険料の全体像がわかります。
2年経過納付率は、2年前に納付すべきだった保険料を納めている人たちのうち、
2年間でどのくらい納めたかがわかります。
1年経過納付率は、1年前に納めるべきだった保険料を納めている人たちのうち、
1年間でどのくらい納めたかがわかります。
このように、3つの納付率を分けることで、納めるべき保険料をどれくらい納めているのか、
どの地域でどの程度納められているのかを確認することができるということです。